
熊本県宇城市の三角駅は、JR九州三角線の終着駅で、駅前に三角港があり、高速船「天草宝島ライン」と接続する珍しい駅です。観光列車「A列車で行こう」の終点としても知られ、列車から船へ乗り継ぐ観光ルートが人気を集めています。
三角駅は1899年に開業し、近代港湾として整備された三角港と鉄道を結ぶ交通拠点として発展しました。当時は物流や海上交通の要所であり、天草方面への乗り換え駅としても重要な役割を果たしていました。
その後、駅前に港が整備されて海上交通の拠点として賑わいましたが、1960年代以降は天草五橋の開通による道路交通の発達で利用が減少しました。しかし2011年に観光列車「A列車で行こう」の運行開始と駅舎のリニューアルが行われ、再び注目を集めるようになりました。
現在は高速船との接続により、鉄道と船を組み合わせた観光ルートとして活用されており、明治時代から続く「鉄道から船へ乗り換える旅」の伝統を今に伝えています。






