
九州を5日間かけて巡る観光特急「36ぷらす3」が運行開始から6年を迎え、2026年9月6日からリニューアルされた6号車の運行を開始しました。「36ぷらす3」という名前には、九州が世界で36番目に大きな島であることや、乗客自身が旅を通して36番目の思い出を作ってほしいという願いが込められています。
5日間で九州を一周しますが、昼間に運行するため、1日単位や一部区間だけでも利用しやすいことが特徴です。車両には787系を使用しており、工業デザイナーの水戸岡鋭治氏がデザインを手掛けています。
今回リニューアルされた6号車には、これまでのリクライニングシートに代わり、1~2人用の個室が10室設置されました。床も畳からフローリングに変更され、より利用しやすくなっています。
6号車の個室は、木材をふんだんに使った上品な空間になっています。パーテーションやすだれによってプライベート感を確保しながら、通路とのつながりも感じられる開放的な造りです。
そのため、列車の座席というよりも、落ち着いた応接間のような雰囲気を楽しめます。また、6号車では「プレミアムランチプラン」が用意されています。
地域の食材を使った4段重の料理を、九州の美しい車窓とともに味わえます。料理だけでなく、持ち帰ることができるオリジナルの箸も用意されており、旅の記念にもなります。
「青の路」では、杵築駅や中津駅で特産品の販売が行われ、門司港駅では約80分停車します。さらに4号車のマルチカーでは、金平糖の試食や小倉織の風呂敷包み体験なども楽しめます。
客室乗務員によるおもてなしもあり、長時間の乗車でも飽きずに過ごせます。「36ぷらす3」は、移動そのものを観光として楽しめる列車です。
特にリニューアルされた6号車は、プライベート感と開放感を両立した上質な空間となっており、九州の景色や食、地域の魅力をゆっくり楽しめる特別な旅を提供しています。



