愛媛県松山市のJR松山駅は、約607億円をかけた高架化工事が2024年に完了し、バリアフリー化や踏切廃止による渋滞解消などの効果がありました。しかし、高架化から1年半以上経った現在も駅前再開発は進まず、車両基地跡地の空き地が広がるなど「砂漠のよう」と言われるほど閑散としています。
松山市は2026年3月、「松山駅周辺まちづくりプラン」を発表。東口には路面電車やバスを接続する駅ビル、西口にはBリーグ「愛媛オレンジバイキングス」の本拠地となる5000席規模の多目的アリーナ建設を掲げました。
しかし、運営を検討していたサイボウズ側が、敷地形状や広さの問題から採算性が確保できないとして撤退し、計画は事実上頓挫しました。地元では市民会館移転案なども浮上し、松山駅前再開発は次期市長選の争点になる可能性もあります。
一方で松山市は、将来的な「四国新幹線」乗り入れを見据えた整備も視野に入れており、駅構造には新幹線との接続を想定したスペースも用意されています。松山駅前再開発が今後実現するのか、その行方が注目されています。




