
武蔵野線は、都心を経由せず各放射路線を結ぶ環状路線として整備され、貨物輸送の重要ルートにもなっています。しかし過去には、長期運休につながる大事故を2度経験しました。
1つ目は1980年の西浦和駅付近の火災です。高架下に約40万本もの古タイヤが保管されており、火災は43時間も燃え続けました。
高架橋やレール、架線などが大きく損傷し、武蔵野線は長期不通に。応急復旧を経て、完全復旧まで約7か月かかりました。
2つ目は1991年の新小平駅での水害です。記録的な長雨で地下水位が上昇し、地下構造物が浮き上がってホームや線路が最大1.34m隆起。
駅構造に大きな被害が出て運転を停止しました。地下水を排出する工事や擁壁の補強など大規模復旧工事が行われ、約2か月後に運転を再開しました。
この2つの事故は、武蔵野線が「火攻め」と「水攻め」に見舞われた象徴的な出来事として知られています。


