青森県の弘南鉄道は、弘南線と大鰐線の2路線を運行しています。弘南線は通勤・通学利用が多い一方、大鰐線は観光利用が中心で乗車率が低く、2025年10月に2028年3月31日での運行休止が発表されました。
中央弘前駅には休止までのカウントダウンパネルが設置され、「廃止」ではなく「休止」として案内されています。大鰐線では「りんごねぷた列車」などの装飾列車が運行されており、車内には津軽ねぷたの装飾やハート形の吊り革が設置されています。
運行車両は元東急電鉄の車両で、車内には東急時代の銘板や広告も残されています。沿線には「死にます看板」で知られる石川駅や、大鰐温泉などの観光スポットがあります。
中央弘前駅近くのGOOD OLD HOTELには、弘南鉄道とのコラボルームがあり、鉄道部品や車内設備などが展示されています。弘南線では、鉄道省時代のラッセル車が現在も運行されています。
運転士は通常運転を経験した後にラッセル車を担当し、雪質によって運転方法を変えています。弘南鉄道では運転士全員がラッセル車を運転でき、大鰐線休止後も弘南線や車両整備などの業務を担う予定とされています。
沿線には黒石名物の「つゆ焼きそば」、平石の「平石サガリ」、アップルパイ、リンゴを使ったハードサイダーなど地域グルメも多くあります。また、弘前れんが倉庫美術館や禅林街のライトアップなどの観光資源も存在しています。
大鰐線では、界 津軽とのコラボによる「こぎん灯籠列車」も運行されています。休止発表後は鉄道ファンや訪日客の利用が増加しており、硬券入場券は2026年3月時点で約2200枚販売されています。







