
札幌市営地下鉄は近年利用者数が増加し、2025年には1日平均約65万6000人、年間約2億4000万人と過去最多を記録しています。現在、東西線の手稲方面延伸案と、東豊線の福住駅から清田区方面への延伸案が議論されています。
特に地下鉄やJRの駅がない清田区では、バスの減便や冬季の移動の不便さから延伸を求める声が強く、地元団体も40年以上にわたり要望を続けています。地元期成会は「公共交通は採算性だけで判断すべきではない」と主張するほか、1984年ごろに里塚霊園建設を受け入れた際、市と地下鉄延伸を含む合意があったにもかかわらず実現していないと訴えています。
また、霊園の移転新設計画に対しても反発を強めています。一方で、事業費や人口減少による採算性が課題となっています。
専門家は、延伸実現には沿線開発が重要であり、特にプレミストドーム周辺の開発によって日中も利用者を増やすことが鍵になると指摘しています。地下鉄延伸を巡っては、採算性と住民生活の利便性をどう両立させるかが今後の焦点です。




