
「富士山ビュー特急」は、富士山麓電気鉄道が運行する特急列車で、2016年4月に運転を開始し、2026年でデビュー10周年を迎えました。大月駅と河口湖駅を結び、富士山を間近に望める路線を走っています。
使用されている8500系は、もともとJR東海の371系として1991年に製造された車両です。371系は小田急線と御殿場線を直通する「あさぎり」に使用され、7両編成のうち2両が2階建て車両という特徴がありました。
1編成しか製造されなかったため、希少な車両でもありました。2012年に「あさぎり」の車両が小田急60000形「MSE」に変更されたことで371系は運用を離れ、2014年に引退しました。
その後、富士急行に譲渡され、3両編成に短縮されて「富士山ビュー特急」として生まれ変わりました。デザインは水戸岡鋭治氏が手がけ、JR時代の白と青を基調としたデザインから赤系の色に変更されました。
また、「あさぎり」で371系とともに活躍した小田急RSEの一部も富士急行に譲渡され、「フジサン特急」用の8000系として活躍しています。元371系と元RSEは、現在も同じ路線で走る車両として活躍しています。



