
東京メトロ有楽町線の豊洲~住吉間では、2030年代半ばの開業を目指して延伸工事が進んでいます。この区間は、もともと「8号線分岐線」と呼ばれる半世紀以上前からの計画に基づいています。
8号線分岐線は1972年に計画され、豊洲から押上、四つ木、亀有方面を結ぶ構想でした。住吉~押上間は現在の半蔵門線として整備され、2003年に開業しています。
そのため、豊洲駅や住吉駅、押上駅には将来の延伸を想定した準備工事が残されています。一方、押上から亀有・野田市方面への延伸や、半蔵門線の松戸方面への延伸も現在の計画に位置付けられています。
しかし、東京メトロは豊洲~住吉間を除く区間について、輸送需要の減少などを理由に整備主体になることは難しいとしています。豊洲~住吉間の整備は、東京メトロ株式の売却・上場に関連して進められることになりましたが、それ以外の延伸区間は建設費を負担する事業者が見つかりにくく、実現には大きな課題があります。
沿線自治体からは押上~野田市方面の整備を求める声もありますが、つくばエクスプレスとの直通運転を想定した構想となっており、実現しても現在の地下鉄とは異なる性格の路線になる可能性があります。


