
1964年10月1日、東京と新大阪を結ぶ東海道新幹線が開業しました。第1号列車の運転士を務めた山本幸一さんと大石和太郎さんは、蒸気機関車の運転士から電車運転士へ転身し、約5倍の競争率を突破して新幹線の訓練を受けました。
開業前の訓練では、時速200キロで走行することへの恐怖や、新幹線が本当に安全に停止できるのかという不安を感じていました。開業直前になっても故障や運行への不安が残っており、第1号列車への乗務が決まった2人は、感激よりも無事に走れるかという心配の方が大きかったです。
しかし、開業当日、東京と新大阪を出発した「ひかり」は順調に走行し、両列車とも予定通り午前10時に終着駅へ到着しました。2人にとって、新幹線第1号列車の運転士を務めたことは、後世まで語り継がれる大きな栄誉となりました。

