
283系「オーシャンアロー」は、特急「くろしお」の競争力向上を目的に開発され、1996年に営業運転を開始した特急型電車です。イルカをイメージした流線形のデザインや前面展望が楽しめるグリーン車を備え、リゾート感あふれる快適な車内空間が特徴です。
性能面では、制御付き自然振り子式を採用し、381系よりも乗り心地を向上させるとともに、カーブをより高速で走行できる性能を実現しました。1997年には最高時速130キロで運転を開始し、新大阪~新宮間の所要時間を20分短縮しました。
ただし、現在は振り子装置の使用が停止されています。2012年には列車名が「くろしお」に統一され、「オーシャンアロー」は車両の愛称となりました。
製造数は18両のみで、「くろしお」に使用される車両の中では最も少数です。2026年7月31日にデビュー30周年を迎え、JR西日本は記念チャイムの復刻などの記念企画を実施しています。
