
青春18きっぷは、2024年から「期間内の任意の5日間利用」から「連続する3日間または5日間利用」へと大きく変更されました。その影響もあり、販売枚数は2023年度の約62万枚から、2025年度には約24万枚まで大幅に減少しています。
青春18きっぷは1982年に誕生し、1996年には5枚綴りから、1枚のきっぷに5回分の日付スタンプを押す方式へ変更されました。この変更については、金券ショップでのばら売り対策が理由だという説が広く知られていました。
しかし、JR九州への取材では、1996年の変更は複数人で同一行程を利用するという制度本来の趣旨に合わせるためであり、金券ショップ対策とは関係ないと説明されています。2024年の変更についても、自動改札を利用できるようにして利便性を高めることが目的だとしています。
一方、金券ショップは青春18きっぷを1回分や2回分だけ利用したい人に販売するなど、余ったきっぷを再流通させる役割も果たしてきました。そのため、制度変更後は金券ショップでも青春18きっぷの売上が大きく減少しています。
1996年の制度変更が金券ショップ対策だったと断定できる資料はなく、JRもその説を否定しています。ただし、2024年の変更後に販売枚数が大幅に減少したことは事実です。
こうした利用者離れを踏まえ、JRが本当に利用者本位の経営をしているのか、今後青春18きっぷが廃止されるのではないかという懸念があります。

