
8月末の記録的な大雨で被害を受け、一部区間で運休していたJR越美北線が、約1か月ぶりに全線で運転を再開しました。大雨によって線路の盛り土や砕石が流出したほか、土砂が線路に流れ込むなど、11か所で被害が発生しました。
9月7日には福井―美山駅間で運転が再開されましたが、美山―九頭竜湖駅間では運休が続き、代わりにバスが運行されていました。そのため、通勤や通学をする利用者は、バスと列車を乗り継ぐ必要があり、普段より早く家を出るなど、不便な生活を強いられていました。
全線再開後、利用者からは「乗り換えがなくなって楽になった」「朝にゆっくりできるようになった」など、喜びの声が聞かれました。越美北線は、車を運転できない人や高齢者にとっても重要な交通手段となっています。
一方で、越美北線には今後の課題もあります。2004年の福井豪雨でも大きな被害を受けており、近年の豪雨災害の増加が心配されています。
また、人口減少による利用者の減少から、将来的な廃線を心配する声もあります。大野市は鉄道の利用を増やすため、公共交通の利用促進策を進めています。
越美北線を将来も残していくためには、災害への備えだけでなく、地域住民が積極的に利用することが重要です。




