
北陸新幹線の安中榛名駅前では、近年、地域団体による朝市やマルシェ、意見交換会などの活動が活発になっています。安中秋間地域RMO推進協議会は2026年8月に「あさまの朝市」を開催し、地域の農産物などを販売しました。
安中榛名イノベーションスタジオは、もともと駅前分譲地の販売センターなどとして2003年に建設されました。分譲地の完売後、施設は安中市に譲渡され、現在は民間事業者との契約のもと、地域団体などが活用しています。
一方、安中榛名駅周辺は依然としてにぎわいに乏しく、広大な未利用地も残っています。駅は1997年に開業しましたが、市街地から離れ、在来線との接続もないため、1日当たりの乗車人員は269人と北陸新幹線で最も少ない水準です。
過去には情報産業やデータバックアップ施設などの誘致構想もありましたが、実現していません。駅前ではJR東日本が「びゅうヴェルジュ安中榛名」として601区画の住宅地を分譲し、2016年までに完売しました。
しかし、2026年6月時点の秋間みのりが丘の人口は769人で、計画人口の約2500人を大きく下回っています。別荘利用などで住民票を置いていない世帯も考えられますが、定住人口が少ないことが課題です。
また、駅周辺には現在コンビニエンスストアもなく、買い物には車で移動する必要があります。安中市は大規模な商業施設の誘致は難しいとしながらも、都市計画マスタープランでは、商業施設など日常生活に必要なサービス機能の誘導を目指しています。
今後は、朝市やマルシェなどの地域活動を活かしながら、公共交通や生活サービスを充実させ、安中榛名駅周辺の活性化につなげることが期待されています。


