JR北海道の「快速エアポート」は、新千歳空港利用者の増加で慢性的な混雑が続いています。2025年度の空港利用者は過去最多の2600万人超となり、その半数近くが列車を利用しています。
快速エアポートの利用者は1日約6万5000人に達しています。混雑の大きな原因は、南千歳―新千歳空港間が単線で、列車を1時間最大6本しか運行できないことです。
現在の需要は駅や路線の想定を超えており、輸送力不足が深刻化しています。国はアクセス改善に向けて調査を開始し、主に2案を検討しています。
1つは南千歳―新千歳空港間を複線化して増発を可能にする案です。もう1つは新千歳空港駅から線路を延伸し、千歳線へ接続する「ループ化」で、列車の待ち合わせを不要にする案です。
一方で、数百億円規模とみられる事業費や財源確保が大きな課題となっています。北海道は国に財政支援を要請しており、今後の整備計画に注目が集まっています。