
小田急10000形HiSEは、1987年に小田急電鉄の開業60周年に合わせて登場したロマンスカーで、展望席や連接台車など従来車の特徴を継承しつつ、ハイデッカー構造によって一般席からも高い展望性を実現したのが特徴です。大きな窓やシアター式の展望席、快適な座席、注文を効率化した車内サービスなどを備え、小田急の新たなシンボルとして活躍しました。
その後、後継車両の登場で主役の座は譲ったものの、展望席付き車両として人気を維持し、CMにも再登場しました。しかし、段差の多い構造がバリアフリー化に適さず、2012年までに引退しました。
引退後は長野電鉄へ譲渡され、4両編成の長野電鉄1000系として特急「ゆけむり」で活躍しています。雪国仕様への改造やバリアフリー対応を施しつつ、小田急時代の展望性や雰囲気を残しており、現在では貴重な現役連接車として親しまれています。



