
鉄道運行シミュレーションゲーム『Train Sim World 7』で、Dovetail Gamesがアジア初の路線としてJR只見線を再現しました。会津若松から只見までの区間を、2020年に定期運行を終えたキハ40系が走る内容で、実際には見られなくなった風景や車両をデジタルで体験できます。
開発では、只見線の美しい山間の風景だけでなく、キハ40系の独特な車両の特徴や音を忠実に再現することに力が入れられました。実車のエンジン音を録音したほか、駅や踏切、鳥の声、農村の環境音なども収録し、ゲームを通して実際に旅をしているような感覚を目指しています。
また、地形や鉄道設備、建物、植生などを現地調査や写真、動画をもとに細かくデータ化しました。沿線の特徴的な建物や木、2011年の豪雨で被災した鉄橋なども再現されています。
Dovetail Gamesは、鉄道シミュレーターには、行ったことのない場所を体験するだけでなく、過去の鉄道旅行や当時の感覚を思い出させる力があると考えています。今回の只見線は、運転を楽しむだけでなく、失われた車両や風景、音、記憶をデジタル技術によって保存し、世界に伝える試みでもあります。




