
JR北海道が単独で維持することが難しい「黄色線区」の一つである富良野線は、年間14億円を超える赤字を抱えています。観光列車「富良野・美瑛ノロッコ号」は28年間運行されましたが、老朽化のため2026年9月に運行を終了しました。
沿線自治体はこれまで、観光列車やイベント、グッズなどを通じて利用促進に取り組んできました。2027年からは富裕層向けの新しい観光列車「青い星」の運行も予定されています。
しかし、自治体は観光による利用者増加だけでは赤字を解消することは難しいと考えています。JR北海道は、線路などの維持費を自治体が負担し、JRが運行を担う「上下分離方式」を提案しましたが、沿線自治体から強い反発を受けて撤回しました。
今後はJR主体ではなく、国を中心とした新たな枠組みで協議を進める方針です。富良野線は、観光客だけでなく通学など地域住民の生活にも欠かせない交通手段となっています。
また、駅周辺の飲食店などにとっても鉄道の存続は重要です。専門家は、利用促進だけで黒字化するのは難しいため、JR、自治体、北海道、国がそれぞれどの程度費用を負担するのか、新しい仕組みを考える必要があると指摘しています。
富良野線を含む黄色線区を今後どう維持していくのか、結論を先延ばしにできない状況です。













