8月27日の大雨による土砂災害でJR室蘭線の運転見合わせが続き、札幌と函館を結ぶ特急や貨物列車が運休しています。代替として、小樽・倶知安を経由する「山線」が注目されています。
通常は観光列車として運行する特急「ニセコ号」が、9月8日と9日に札幌~函館間を1日1往復運行しています。山線は乗り換えなしで利用できるため便利ですが、現在の特急「北斗」の車両は設備の違いから乗り入れることができません。
また、ニセコ号に使える車両も限られているため、本格的な代替輸送には限界があります。山線は過去には札幌~函館間の特急や急行が運行され、2000年の有珠山噴火の際にも代替ルートとして活用されました。
一方、山間部を走るため土砂災害などのリスクもあります。さらに、北海道新幹線の札幌延伸後には小樽~長万部間の山線が廃止される予定です。
今回の大雨をきっかけに、自然災害に備えた札幌~函館間の代替輸送ルートをどう確保するかが課題となっています。