
2026年8月27日からの大雨により、JR北海道の室蘭本線が約2週間不通となり、貨物列車も運休しました。その間、トラックや船による代行輸送が行われました。
過去にも災害によって貨物列車が運行できなくなった際、別の鉄道路線を使った迂回輸送が行われています。2000年の有珠山噴火では、室蘭本線の代わりに函館本線の「山線」を利用しました。
山線は急勾配や単線区間があるため、貨車を10両に制限し、機関車を2両連結して運行しました。それでも輸送力が不足したため、船やトラックによる代行輸送も行われました。
2018年の西日本豪雨では、山陽本線の不通を受けて、伯備線・山陰本線・山口線を経由する迂回貨物列車が運行されました。電化区間では電気機関車、非電化区間ではディーゼル機関車を使用しましたが、輸送できる量は限られており、船やトラックによる代行輸送も併用されました。
2011年の東日本大震災では、東北本線が不通となったため、燃料不足に対応するため新潟経由で磐越西線を利用した臨時の燃料輸送列車が運行されました。雪の影響もあったため、ディーゼル機関車を補助として使用することもありました。
このように、災害時には鉄道の迂回運転だけでなく、船やトラックを組み合わせて貨物輸送を維持してきました。JR貨物は今後、災害時の事業継続対策を強化し、船やトラックによる代行輸送をよりスムーズに行う方針です。







