
国鉄末期に登場した185系は、153系や165系の後継車として登場し、通勤用の普通列車などにも使うことを想定し、出入り口のデッキ部分を広くして乗降しやすい構造でした。 当時の特急車両は車内に床下機器の音が伝わるのを抑えるために「浮き床構造」が広く用いられていましたが、185系では採用を見送りました。このため走行時には「爆音モーター」とも呼ばれる主電動機「MT54形」が車内に響き渡ります。この構造は、1980年に関西圏の新快速用車両としてデビューした117系と共通です。117系は、改造した車両がJR西日本の長距離列車「ウエストエクスプレス銀河」として今も活躍中です。
普通車の座席も当初は、背もたれが倒れない転換クロスシートでした。しかし、特急の利用者から不満の声も出たことなどから1999年以降に回転式リクライニング座席へ交換されました。特急に使用され、合間に普通列車などにも使用されるという汎用性の高さが153系・165系急行型電車のようだとも考えられた一方、特急としては窓も開閉可能で、どこか華やかさというのがない車両でした。
普通車の座席も当初は、背もたれが倒れない転換クロスシートでした。しかし、特急の利用者から不満の声も出たことなどから1999年以降に回転式リクライニング座席へ交換されました。特急に使用され、合間に普通列車などにも使用されるという汎用性の高さが153系・165系急行型電車のようだとも考えられた一方、特急としては窓も開閉可能で、どこか華やかさというのがない車両でした。
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