今年3月、広島駅南口の路面電車の電停跡地で、大屋根を設置するための巨大クレーンが組み立てられました。約2か月かけて完成した大屋根は、宮島をイメージしたデザインで、長さ27メートル、幅16メートル、重さ80トンあります。大屋根の支柱は2025年2月までに設置されており、2026年6月2日未明に屋根本体の架設作業が行われました。完成済みの屋根をそのまま設置する工法は珍しく、最大1200トンの吊り能力を持つ世界最大級のクレーンが使用されました。作業の最大の難関は、既存の駅ビルのひさしとの隙間が30センチ未満しかない場所への設置でした。そのため、大屋根を3度傾けた状態で運び、設置場所で元の角度に戻す特殊な方法が採られました。今回設置されたのは大屋根全体の3分の1で、今後さらに両側に屋根が追加される予定です。広島市は新たなシンボルとなることに期待を寄せており、大屋根を含む広島駅南口の再整備事業は2029年春の完成を目指しています。
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